参院選の投票は午前7時から、大分県内の621カ所の投票所で一斉に始まる。投票時間を繰り上げる一部の投票所を除いて午後8時に終了。同8時から9時半にかけて順次、開票が始まる。選挙区は同日深夜には大勢が判明する見通し。すべての市町村で開票作業が終わるのは選挙区が12日午前0時半、比例代表が同4時=いずれも大分市=の予定。
大分選挙区(改選数1)には▽自民党新人の小田原潔氏(46)▽民主党現職の足立信也氏(53)▽共産党新人の山下魁氏(33)―の3人が立候補。昨年夏の政権交代後、県内では初めての国政選挙は与党現職に野党2候補が挑む構図で、激戦を繰り広げてきた。
投票の繰り上げは日出町以外の17市町村の山間部や離島など443カ所の投票所で行う。繰り上げ時間は1~4時間。
開票は午後8時(竹田市など5市町)から順次始まる。開票終了は最も早い姫島村で選挙区が午後9時、比例代表が同10時半。前回(2007年)参院選に比べ、選挙区は8市町、比例代表は10市町がそれぞれ人員配置の見直しや事務効率化によって開票作業の時間短縮を目指す。
参院選の投票率は04年が64・57%、07年が63・04%だった。期日前投票者数が07年を上回るペースで推移しており、行方が注目される。
選挙戦最終日の10日は3陣営とも大票田で浮動票が多いとされる大分市や別府市に集結。住宅地や商業地を回った各候補は最後の訴えに声をからした。
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