17日間の参院選(11日投開票)はいよいよ大詰め。選挙戦最終日の10日、大分選挙区の各候補は午前8時の運動開始とともに街へ飛び出した。連日政策を訴えて枯れた声を振り絞り、「勝たせてください」と必死のお願いを繰り返した。
自民党新人の小田原潔候補(46)は別府市の山間部から出発。住宅街に細かく入り込んで、「古里大分のために働かせてください」と声を上げた。昼前にJR別府駅前であった集会には同党の河村建夫元官房長官も来援。勢いをつけて大票田の大分市に向かった。
民主党現職の足立信也候補(53)は午前7時から大分市高砂町で出発式に臨んだ。約100人の支持者を前に「最後の1日。精いっぱい動いてきます」と決意を新たにして選挙カーに乗り込んだ。同市東部を振り出しに市内全域をくまなく回って支持を訴えた。
共産党新人の山下魁候補(33)も朝から大分市内を重点的に回った。市内高崎の住宅街での街頭演説では「消費税増税反対の1票を共産党へお寄せください。暮らしを破壊する増税を国民の意志でやめさせよう」と日焼けした顔に汗をにじませながら訴えた。
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