「絶対に勝つぞ!」。参院選大分選挙区の3候補は10日夜、それぞれ大分市内で締めくくりの集会を開き、雨の中、声を振り絞った。民主党中心の政権になって初の国政選挙。各候補の訴えを、有権者はどう受け止めたのか。いよいよ審判の日を迎えた。
小田原潔陣営
別府、大分両市内を駆け巡った。最後は大分市の若草公園で集会。岩屋毅選対委員長が「民主党の迷走政治にストップを」とげきを飛ばした。小田原潔候補は「投票箱が閉まるまでは1ミリでも前に進まなければ。皆さんの力であと一歩をください」と声を張り上げ、会場に集まった支持者と握手を交わした。
足立信也陣営
終日、大分市内を回り、午後6時半からJR大分駅前広場でファイナル集会。民主党県連の吉良州司代表や連合大分など支持団体の代表らが顔をそろえた。足立信也候補は「昨年の(衆院選での)選択は間違っていなかった。皆さんの力で改革を前に進めてほしい」と強調。最後は地元の戸次中学校で支持を訴えた。
山下魁陣営
大分市内を回り、消費税増税反対や労働者派遣法の抜本的な改正などを訴えた。同市中津留の選挙事務所前で最後の集会。山下魁候補は、集まった約30人の支持者を前に「消費税増税はこの選挙で絶対に封じなければならない。暮らしと平和を守るため全力を尽くす。最後まで力を貸してほしい」と求めた。
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