2004年の参院選で初当選した。外科医から政界へ。「頂いた34万票は私への期待票。6年間、その期待に応えなければいけないという思いで頑張ってきた」と振り返る。
政権交代後は当選1回ながら厚労政務官に起用され、診療報酬改定や医療制度改革など山積する課題に当たってきた。「再選してこれからも政治主導で改革を進めたい」。仕事への意欲は高まるばかりだ。
国会開会中は公務のため、週末しか大分に戻れなかった。「握手をして、顔を見せる人が(選挙に)強いなら、自分は不利。私のやるべきことは社会保障・医療制度改革だ。公務の手を抜くことはできない」と後悔はない。
「自然科学的な思考力を取り戻せる。役所の仕事を違う観点からチェックするのに役立つ」と多忙な中でも医学の学会への出席は欠かさない。熱い情熱を持ちながら冷静さを忘れないことを意味する「ウオームハート・クールヘッド」という外科医時代と変わらぬモットーで政治に打ち込む。
政務官就任前は自宅の庭の手入れが息抜きになっていたが「今は全部妻に任せっぱなし。申し訳ない」と照れる。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。