2010おおいた参院選

参謀に聞く

[2010年06月24日 10:10]

 参院選大分選挙区は▽民主党現職の足立信也氏(53)▽自民党新人の小田原潔氏(46)▽共産党新人の山下魁氏(33)の3人が前哨戦を繰り広げてきた。各陣営の選対責任者に手応えや今後の戦略を聞いた。

 ▽足立陣営
 政権交代後、厚労政務官としての足立信也氏の実績、政策実現力は抜群。有権者の理解は少しずつ高まっており、選挙運動中もしっかりと訴えていく。6年前に初当選した時のような新鮮味はないとの危機感を併せ持って臨みたい。
 今回の選挙では党県連や自前の後援会組織、連合大分に加え、各種団体からの支援もいただいた。菅総理の誕生も含めてプラス材料ととらえ、前回以上の戦いをしたい。選挙区に候補者を立てない社民党の心情的な応援にも感謝している。

 ▽小田原陣営
 小田原氏は当初、知名度ゼロだったが、街頭演説などを通じて4カ月余りの間にほぼ県内の隅々まで名前が行き渡ったとの手応えがある。挑戦者として現職との差を少しずつ縮め、肉薄しようとしている。公示直後の25日に谷垣禎一総裁の来県が内定し、大分での議席奪還に対する党本部の期待も高い。
 投票日に向けて運動量をどんどん増やしていくことが重要。各衆院選挙区支部の選対を通じて取り組みを強化していく。最後はゴールに先着したい。

 ▽山下陣営
 ミニ集会で党員以外の参加者が増えており、手応えを感じる。普天間問題や「政治とカネ」の問題で民主党に失望したが、自民党には戻りたくないと思っている有権者の気持ちをつかみたい。消費税増税反対を打ち出して民主、自民や新党との違いを訴える。
 選挙戦中は街頭演説、ビラ配りで政策の浸透を図り、ミニ集会で延べ1万人の動員を目指す。本人の政治信条である「若者に希望、お年寄りに安心を与える政治」の実現を引き続き訴えて幅広い支持を狙う。

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