参院選大分選挙区に出馬する民主党現職の足立信也氏(53)の総決起大会が19日、大分市の大分文化会館であった。
吉良州司党県連選対本部長が「新しい国づくりのため、勝利して安定した政権を築こう」とあいさつ。嶋崎龍生連合大分会長らが「働く者を守る現政権を支持しよう」と激励した。
足立氏は「医療や介護といった社会保障分野を日本の成長戦略の核にしたい。厚労政務官として政策を立案し実行する立場にある自分に引き続き仕事を任せてほしい」と決意表明。全員でガンバローを三唱した。
× × × 総決起大会に出席した前原誠司国土交通相は、県内の東九州自動車道の整備について「公共事業は減らしているが、必要な道路だ。ミッシングリンク(未開通区間)は必ず解消する」と述べ、整備促進に前向きな考えを示した。
終了後、記者団の取材に応じ、「政権交代後、公共投資額を減らすため継続事業だけに取り組んできた。来年度予算編成で必要性の高い道路は新規に予算計上する」と述べた。
ただ、県内区間が入る可能性については「今後精査する」と述べるにとどめた。
未開通区間のうち、蒲江―宮崎県境間(10キロ)が2012年度開通予定だが、佐伯―蒲江間(20キロ)は決まっていない。西日本高速道路が整備する宇佐―福岡県築上間(28キロ)は14年度開通を目指している。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。