別府市 大火災

また別府4棟焼く 火災非常事態を宣言

[2010年01月18日 14:38]

炎上する「タイニーながみアパート」=18日午前4時42分、別府市野口中町

 18日午前4時20分ごろ、別府市野口中町の「タイニーながみアパート」から出火。木造2階(延べ約200平方メートル)を全焼し、隣接するアパート1棟と住宅2棟の一部を焼いた。全焼したアパートの焼け跡から1人の遺体が見つかった。入居している水上勉さん(45)とみて、別府署は身元の確認を急いでいる。

 同市内では13日深夜から14日早朝にかけて住宅とアパート計27棟を全焼し、1人が焼死する火災が起きたばかり。市消防本部は異例の火災非常事態宣言を出し、夜間パトロールを強化する。
 別府署によると、遺体は火元とみられる1階の部屋で見つかった。アパートには計8室あり、7室は空き部屋だった。関係者によると、水上さんは身体障害者で寝たきりだったという。
 現場は旧野口小学校の西側で、古い木造住宅やアパート、福祉施設などが密集する地域。火災で近くの5世帯8人が被災。野口中町公民館に避難した。福祉施設の入居者35人も一斉に避難し、現場は一時騒然となった。

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