「第1回大分合同マラソン」に出場した河野松男さん。開催を報じた写真には河野さん自身が映っている=佐伯市城東町
県スポーツ史が一目で…佐伯市の河野松男さん
佐伯市城東町の河野松男さん(77)が集めた新聞記事はスクラップ帳50冊を超える。大分合同マラソン、県内一周大分合同駅伝、大分国体…。半世紀にわたる県内の陸上競技の歴史がつづられている。
それぞれの大会で選手や監督、競技役員として参加した記録でもある。今年で50回を迎えた大分合同ロードレースの前身「大分合同マラソン」の第1回大会(1961年)に出場。当時の記事には河野さん自身の姿が映る。「当時は戦力分析に使うデータ収集が目的だった」と振り返る。
その後、カラー紙面が誕生。「写真に映る人の表情の表現力が豊かになり、スクラップ自体が楽しみになった」。事件や政治経済、文化に関する記事にも幅が広がった。
「今ではこの新聞が大切な思い出です」。スクラップ帳をめくるたびに、当時のことがよみがえる。
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