「新聞を通じて社会に関心を持って」と語る山崎兼雄教諭=別府商業高校
国語の授業に記事利用…別府市の山崎兼雄さん
別府市の別府商業高校の山崎兼雄教諭(52)は7年ほど前から、国語の時間に新聞記事を使った授業に取り組んでいる。
山崎教諭が教室に持ち込んだ過去10日分の新聞から、生徒たちは気になった記事を探し出し、感想や選んだ理由を原稿用紙にまとめる。約2週間に1度の新聞を使った小論文対策だ。
山崎教諭は予備校生のころに新聞配達をした経験があり、新聞への思い入れは強い。「映像はすぐに流れていってしまうが、新聞は気になる記事で立ち止まり、じっくり自分の意見を考えることができる」と話す。
「子どもたちの新聞離れは深刻」と考え、「新聞を通じて社会に関心を持ってほしい」と呼び掛ける。
「大分合同新聞は県内の出来事を丁寧に詳しく伝えてくれる。それが一番の使命だと思う。今後も県民の思いを発信していく新聞であってほしい」
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