古くからの本紙を前に「新聞は歴史の正確な記録」と強調する荘田啓介さん=臼杵市野津町
“時代の証言”丸ごと保存…臼杵市の荘田啓介さん
臼杵市野津町烏嶽の荘田啓介さん(63)は、1975年ごろから、ソ連崩壊や消費税導入、サッカーの日韓ワールドカップ、政権交代など時代の節目となる出来事があった日の新聞を丸ごと保存。時代の変化を後世に残している。
該当記事だけでなく新聞を丸ごと保存する理由は「大きな出来事があった日に地方では何があったのかが大分合同新聞で分かる。広告を見ることでニュースの時代背景を思い出せる」ことだという。
市教育委員などを務めており、さまざまな講演依頼を受ける際に過去の大分合同新聞を資料として活用している。「新聞は正確な歴史の記録。時代の流れがはっきりと分かる」と強調する。
新聞収集を続ける上で「有料でいいから、号外を地方でも手に入れられないだろうか」と要望。「次代を担う子どもたちにも新聞に興味を持たせる活動を続けてほしい」と求めた。
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