「これからも支援を続けたい」と語る田中会長(左)と野田副会長
臼杵市の海洋科学高校生徒会(田中羽衣会長)と同校PTA(時松祐二会長)は東日本大震災被災地支援の一環として、宮城県気仙沼市の水産系高校、気仙沼向洋高校(瀬戸巳治雄校長)の3年生に卒業祝いとして、映画「種まく旅人」の鑑賞券と図書券を贈った。
同校が本年度、市内の商店街に出店した際に生徒会が集めた募金に、PTA会費の一部を加えて券の購入資金に充てた。
鑑賞券を贈ったのは気仙沼向洋高校の卒業生109人のうち、映画が上映される地域に就職、進学する47人。他の62人には鑑賞券と同額分の図書券を贈った。
同校には昨年秋に「絆」の寄せ書きを贈るなど、交流を続けている。映画鑑賞券を贈った理由について、生徒会の野田真治副会長は「臼杵を舞台に作られ、豊かな価値観を提供する映画をぜひ見てもらいたかった」と説明。田中会長は「震災から1年がたつが、復興への意識を薄れさせることなく、これからも支援を続けていきたい」と話した。
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