舞台あいさつする塩屋俊監督(右)と主演の田中麗奈さん=3日午後、臼杵市の野津中央公民館
大分合同新聞が創刊125周年記念事業として製作協力した映画「種まく旅人~みのりの茶~」の県内先行ロードショーが3日、大分市のT・ジョイパークプレイス大分とTOHOシネマズ大分わさだで始まった。佐伯市弥生文化会館と臼杵市野津中央公民館では同日、特別上映会があった。
弥生を除く3会場で、塩屋俊監督と主演の田中麗奈さんが舞台あいさつ。
野津会場では地元臼杵市野津町出身の塩屋監督が「帰っちきたで!」と第一声を上げ「ここでみんなと一緒に映画を楽しめるのは人生で一番幸せ」と満員の500人に語り掛けた。田中さんは「監督の『古里に恩返しをしたい』という熱意が共演者、スタッフを動かした」と振り返った。
茶摘みのシーンでエキストラ出演した野津町赤迫の亀山カズ子さん(61)は上映後、「一生懸命協力してお茶を作る姿に感動して何度も泣いた。映画に出たのもいい思い出」と話した。
4日は映画のクライマックスシーンを撮影した臼杵市民会館で午前10時半と午後1時半からの2回、特別上映会。午前10時から塩屋監督と陣内孝則さん、田中さんが舞台あいさつ。大分市の2館は継続上映する。
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