大分県を舞台にした映画「種まく旅人~みのりの茶~」(大分合同新聞創刊125周年記念事業として協賛=3月3日から大分県先行ロードショー)の塩屋俊監督(臼杵市野津町出身)と主演の陣内孝則、田中麗奈が6日、来県。大分市のTOHOシネマズ大分わさだであった大分合同新聞特別試写会(日産プリンス大分販売協賛)で舞台あいさつした。
塩屋監督は「いつかは地元で映画を撮りたいという夢が実現し、幸せ。“豊の国”の豊(ほう)穣(じょう)な海、肥(ひ)沃(よく)な大地を映画に詰め込んだ」などとあいさつ。
陣内は「10キロ減量して撮影に臨んだが、大分のふぐ料理や食べ物がおいしすぎて撮影中に8キロリバウンドしてしまいました。監督が愛した大分の美しい風景が描かれた心温まる映画。地元のエキストラもうまかった」とジョークを交えて観客を沸かせた。
田中は「大分の茶畑の広がる風景は本当に癒やされた。お茶を飲み終わったホッとするような時間が味わえる映画です」と大分ロケの思い出を振り返った。
試写会に参加した約250人は、臼杵市を舞台にし、有機栽培の茶づくりを通して、自分自身と向き合うストーリーを楽しんだ。
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3人は試写会に先立ち、同日午後、県庁に広瀬勝貞知事を訪ねた。広瀬知事は「試写を見たが、農耕民族の本能を呼び起こし、安心感のあるいい映画だった。大分の美しい風景も存分に出てきますね」と話していた。
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