▽コロンビア―ギリシャ(日本時間15日午前1時・ベロオリゾンテ)
コロンビアの強力な攻撃陣と、ギリシャの守備陣の対決が焦点となる。
コロンビアはエースのファルカオが故障でメンバーを外れたが、代役は豊富。南米予選で6得点のグティエレスや、ポルトガル1部リーグで2季連続得点王のマルティネスらがゴールを狙う。中盤もロドリゲスら技術のある選手がそろう。
ギリシャは引き分け狙いも念頭に置きながら、ゴール前を固めるだろう。持ち味の組織的な守備でどこまで食らいつけるか。耐えて逆襲し、FWミトログルの決定力を生かして先制できれば面白い。
▽コートジボワール―日本(同午前10時・レシフェ)
日本は攻撃的MFの位置に並ぶ本田、香川、岡崎が持ち味を最大限に発揮できるかがポイント。ワンタッチでの素早い連係による崩しなど、敏しょう性で勝負したい。パワーや体格では相手に分がある。守備で前線から連動してプレスをかけ、高い位置でボールを奪う狙いを徹底できるか。
コートジボワールは脚を痛めているY・トゥーレが万全でない。とはいえ、ワントップで経験豊富なドログバや、速さのあるサイドアタッカーのジェルビーニョら個人で局面を打開できる選手がそろう。ともに不安定な守備が弱点だ。
▽ウルグアイ―コスタリカ(同午前4時・フォルタレザ)
前回4強のウルグアイは、イングランド、イタリアとの対戦を前に勝ち点3が欲しい。膝を手術したばかりのエース、スアレスの出場は不透明だが、前回大会最優秀選手で今季からC大阪に所属するフォルランと、カバニのコンビは強力だ。本来のカウンター主体の戦術に加え、ボールを保持しながらの崩しも鍵を握る。
コスタリカは持ち味の堅守速攻で番狂わせを狙う。日本との親善試合では鋭い攻めで先制した。ワントップのキャンベルの速さを生かして、少ないチャンスをものにできれば勝機が広がる。
▽イングランド―イタリア(同午前7時・マナウス)
1次リーグ注目の好カード。勝てば強豪ぞろいのD組で優位に立つことができる。イタリアはGKブフォン、DFキエリーニとボヌッチがいずれもユベントス(イタリア)所属で守備の連係がいい。相手の攻めをはね返し、円熟味を増した35歳のピルロが中盤の底で攻撃を組み立て、前線のバロテリらにパスを供給する。
イングランドは攻撃陣の奮起が勝負の鍵となる。トップ下のルーニーを中心に、スタリッジ、スターリングら前線の選手がどこまでイタリアの堅守を切り崩すことができるか。(共同)
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。