モバイルクリエイト社長の村井雄司氏が「モバイルソリューションでユビキタス化に挑戦する」のテーマで講演
大分ITネットワーク社会研究会2月例会が10日、大分市の大分東洋ホテルで開かれ、モバイルクリエイト(大分市)社長の村井雄司氏が「モバイルソリューションでユビキタス化に挑戦する」のテーマで講演した。
村井氏は1988年、親類が経営する無線機販売会社に入社。タクシー会社から「配車する際、どの車がお客を乗せているか、いないか、分かる手段はないか」と相談を受けた。「高額な既存商品とは異なる独自の手法で、安価なシステムを開発した。それが好評で県外からも依頼が来るようになった」。現在、事業の柱の一つとなっているタクシー自動配車システムの端緒を振り返った。
企業内ベンチャーの存在から、「ブランド力と社会の信用を勝ち取りたい」と2002年に独立した。インターネットなどを活用してトラック輸送を効率化できるサービスの実例を紹介し、新しい技術の可能性を指摘。「移動体管理のビジネスは今後、国内だけでも2兆円規模の産業になる」と予測する。
起業の心得にも触れ、「しっかりとイメージできる好きなものに打ち込むこと。失敗を恐れず、前向きな挑戦が大事」と話した。
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