【ロンドン共同】国際陸連(IAAF)の反ドーピング責任者は16日、ロシアを拠点にトップ選手を指導してきた競歩のビクトル・チェギン・コーチを処分する見通しを明らかにした。五輪金メダリストを含む20人以上の選手が薬物違反で資格停止か調査中となっている。AP通信などが報じた。
ロシアでは1月に競歩の五輪金メダリスト3人を含む計5人が血液データを蓄積した「生体パスポート」の異常値で資格停止となった。IAAFはこれまで「生体パスポート」検査で42人が処分され、このうち半数以上がロシア選手と指摘。「まだ証拠を集める必要があるが、満足な結論を出す自信はある」と述べた。
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